「言葉にできるは武器になる」

伝わり方にはレベルがある

人と会話をするときになんかうまく伝わらなかったな?とかなんかうまく理解してもらえなかったな?とかコミュニケーションでうまくいかなかったことってあると思います。そんなときに、きちんと知っておきたいことは、まずは伝わり方にはレベルがあるってことです。それは不理解→理解→納得→共感という段階です。一番相手に伝わるときが最後の共感という段階です。会話において自分の話は今はどこまで伝わったのかなと毎回意識してみるといいかもしれません。

言葉には外なる言葉と内なる言葉が存在する

言葉は大きく分けると外なる言葉と内なる言葉が存在します。外なる言葉とは一般的に目で見たり、聞いたりなど感覚的にわかりやすい言葉です。反対に内なる言葉とは頭の仲だけで発している言葉で、自分の頭の中だけしかその言葉の存在を意識することができません。そして、ここで大事なことは外なる言葉よりも、あなたの頭の中に浮かぶ内なる言葉そのものに気づくことが重要です。その内なる言葉に気づき、内なる言葉を増やしていく過程に言葉を武器にできる本質が隠れているのです。

内なる言葉を鍛えるには「なぜ?」「それで?」「本当に?」が鍵

言葉を武器にしたければこの「内なる言葉」を鍛えることが極めて重要となってきます。その方法は「なぜ?」「それで?」「本当に?」を繰り返し使っていくことです。なぜ?と思うことで揉んだ荷を深掘りし、それで?と話を前に進めます。そして、本当に?と思うことで本来の目的を再確認します。これを繰り返すことで、言葉が増えていき、言葉に幅と奥行きを持たすことができ、多角的に問題をみることができます。この習慣さえつけることができれば、自然とあなた自身の言葉にも深みや重さが加えられ、相手に本当の意味で情報を伝えることができるようになるのです。

こちらの本はとにかくコミュニケーションに悩んでいる人は必ず読んでほしい一冊です。言葉に詰まってしまう、うまく話せない、うまく言葉にできない、しっくりくる言葉を生み出せないとい少しでも感じている人はぜひ、第一章だけでも読んでみてください。