ややSFチックな現代。
舞台はシンガポール。
観光地を少し外れた所で、不思議な、体験をする独身の女性医師の物語など、短編5つぐらいが楽しめる。
一見普通のドラマのようで、
さすがストリーテラーの村上春樹の引きこむドラマ群。
海外の生活風習の違い、
個人の幸せの価値感の違い、
阪神大震災が引きがねになったラブストリーもある。
地震をみみず君(人型のみみず)が知らせに来てくれるのは、
日本古来の伝承らしい。
今作の神の子〜は、ベスト4位です。この流れが、ねじまき鳥クロニクルです。
海外から、日本を普遍的に見た作風です。POPSでいうと、
Official髭ダンディズムのようなオシャレ系です。
7年ぐらい前に一度読み、もう一度読んでみたくて、読書会で選びました。7年前とは、読書の後の感想がまた違いました。読み手により、感想が違うのも、この作品の長所だと思います。この短編は、海外でかなり人気だそうです。
また、
自分の選ぶベスト短編集の一位が、東京奇譚集(村上春樹)です。
ホラーとSFが融合して、極上エンターテーメントになってます。
この流れの長編が、1Q84です。
日本の古典の雨月物語、アメリカ文学の傑作グレードギャッピーなどを研究、翻訳した成果が滲み出た傑作です。
